AVC-2920DENON
AVC-2920
¥141,750(税込)
発売:2006年3月上旬

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ビジュアルグランプリ2006 SUMMER ≪AVアンプ(普及タイプ)部門≫受賞モデル

【SPEC】
●実用最大出力:フロント/160W+160W、センター/160W、サラウンド/160W+160W、サラウンドバック/160W+160W(6Ω、JEITA) ●SN比:102dB(ダイレクトモード時) ●周波数特性:10Hz〜100kHz(+1dB、-3dB)(ダイレクトモード時) ●音声入出力:オーディオ入力端子11、8ch外部入力1、光デジタル入力5、同軸デジタル入力2、7.1chプリアウト1、レックアウト3、光デジタル出力2 ●映像入出力:ビデオ入力7、Sビデオ入力7、コンポーネント入力3(D5端子1系統を含む)、HDMI入力(デジタルオーディオ入力含む)2、ビデオ出力3、 Sビデオ出力3、コンポーネント出力2(D5端子1系統を含む)、HDMI出力1 ●コントロール端子:RS232C×1、トリガー出力2、ドックコントロール1 ●消費電力:275W(スタンバイ時1W未満) ●最大外形寸法:434W×171H×429Dmm ●質量:14kg

月間AVレビュー

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート
AVアンプの進化を感じさせる充実のサウンド

映画と音楽をどちらもじっくりいい音で楽しみたいなら、なにはともあれ良いアンプを使うことが肝心とおぼえておこう。音の骨組みを作り、肉付けをするだけでなく、映画のサラウンド再生では台詞や効果音を原音に忠実に再現するなど、重要な役割を担っているからである。

映画と音楽に焦点を合わせるならAVアンプを選ぶのが妥当だが、AVアンプと一言で言っても選択が難しい。間に合わせではなく、長期間にわたって使い続けられる製品を探しているなら、ミドルクラスのアンプを選ぶのが賢明だ。デノンのAVC-2920はその候補になりうる一台といってよい。

普及クラスとの違いは、アンプの基本性能にゆとりがあることと、映像機器のコントロール機能が充実していることにある。映像関連で特にマークしておきたいのは、すでに高画質機器の標準装備になりつつあるHDMI端子の有無とその内容。本機のHDMI端子はハイビジョン最上位規格の1080p信号まで対応しているため、DVDプレーヤーやハイビジョンレコーダーとディスプレイの間を高画質でリンクさせる用途にうってつけだ。オプション扱いだがiPod用コントロールドックの接続に対応していることも、最新機種ならではのメリットに数えられる。使い勝手と最終的な音質を左右するオートセットアップとルームEQ機能も当然積んでおり、操作もたいへんわかりやすい。

音質はCDでまず音楽再生のクオリティを確認することが基本だが、その段階で本機の誇張のない素直な音調に気付く。芯のある安定した低音には無駄な贅肉がないし、中高域は不自然なピークが気にならず、強調感がない。それだけに微妙な音色を鳴らし分ける能力が高いのである。

その素直な音調は、映画再生でもメリットを生むシーンが少なくない。台詞は聴きやすいのに軽くならず、ちょうどよい太さと肉付きが感じられる。効果音と音楽それぞれの広がり具合が微妙に異なる場面では、その広がりの違いを正確に聴き取ることができた。従来なら上級モデルでなければそこまで正確に再現するのは難しかった課題だが、本機は余裕でこなしている。AVアンプが確実な進化を遂げていることを音で実感させる製品である。

(text:山之内 正)
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