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SACDとCD、それぞれ見事に能力を引き出している
デノンでは、CD/SACDプレーヤーもプリメインアンプも昨年から今年の春までにフラッグシップモデルとも言えるDCD-SA1、PMA-SA1を完成させ、直系の弟機DCD、及びPMAのSA11も登場している。そしてデノンのプレーヤーはSACDとCDプレーヤーの双方に対応し、しかも2チャンネルのみに絞り込んで商品展開を進めていくことが明瞭になった。
そしていよいよ、ベストセラーでもあるDCD-1650シリーズがSACDにも対応できるよう一新されたのである。曲面を活かしたパネルデザインに、色調もこれまでのゴールドからプレミアム・シルバーへと一新され、SA1やSA11と共通としている。
この1650シリーズは1990年に初代の1650Gが誕生し、前作のSRになったのは2002年、今回の1650AEで6回目のフルモデルチェンジになる。本機はほとんどSA1で開発された新しい技術が投入されているが、特にAdvanced AL24 Processing は16bitから24bitへのデーター拡張に加え、時間軸領域での情報量を大幅に向上させることでよりスムーズでなめらかなサウンドを得ようというものである。ドライブメカはSA1やSA11同様、自社開発されたもので、伝統のデジタル/アナログを独立させた2パワートランス、底板は3層、天板は2層の防振構造を引き継いでいる。
通常のCDとSACDを見事にそれぞれの能力を存分に引き出している。特にレギュラーCDではこれまでのこのシリーズのしっかりとした存在感を聴かせている。一つ一つの音の輪郭が明瞭で音像感の良さも申し分なく引き継いでいる。そしてSACDではまさに上級機譲りというか、SA1のあの伸びやかでスムーズかつ豊かな音場性をほとんど受け継いで聴かせてくれる。
(text:石田善之)
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