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デノンが積み重ねてきた高音質手法が活かされている
ユニバーサル・デジタルプレーヤーの隆盛で、CD専用プレーヤーというといささか地味なイメージをお持ちの人もおられよう。しかし、世の中の音楽ソフトの多くはコンパクトディスクで世に送り出されており、いまだCDの果たす役割は大変に大きい。
DCD -755シリーズは、デノンの廉価CDプレーヤーというより、普及クラスを代表する1台として、業界を常に牽引してきたハイコストパフォーマンス機である。今回のAE化に当たって、目に見える大きな違いは上級機とイメージがそろえられた美しい顔つきだが、上級機譲りはそれだけでない。CDの音楽信号を 24ビット精度に整えるAL24プロセッシング+24ビットDACなど、デジタルプレーヤーの根幹というべき部分が引き継がれているのだ。また、充実した電源部や頑丈なシャシー、手の込んだコンストラクションなど、デノンが長年積み重ねてきた高音質手法が存分に発揮されているのも魅力だ。
試聴はDCD-755AEとPMA-390AEを組み合わせて行った。一聴してスピード感と音場感の素晴らしさに耳を奪われる。クラシックは元より、オンマイクのジャズなどでも楽器とマイクの距離感が出るのだ。このサウンドは、相当な道楽をしてきた年輩のマニアも振り返らせるに違いない。価格帯からして若い人たちにお薦めなのは間違いないが、ぜひ幅広い層に聴いてほしいシステムである。
(text:炭山アキラ)
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