ブックタイトルVGP2014 SUMMER 受賞製品お買い物ガイド
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VGP2014 SUMMER 受賞製品お買い物ガイド
<ハイレゾ音源の情報量が豊富な理由><JEITAが定めるハイレゾの定義>音質がよく扱いやすいロスレス音源が主流だ ハイレゾ音源を販売している音楽配信サイトでアルバムを選ぶと、形式が異なる複数のファイルが並んでいることがある。WAV、FLAC、MP3など、その形式は「非圧縮」、「可逆圧縮」、「非可逆圧縮」の3種類にわけられ、その順にデータのサイズが小さくなる。MP3とAACは一度圧縮すると元には戻らず、原音との差が存在するが、データのサイズはオリジナルの数分の1から10分の1程度とコンパクトだ。FLACとALACは可逆圧縮(ロスレス)と呼ばれる形式で、再生機器でデコードするとオリジナルと同じデータが得られる。サイズはオリジナルの半分程度だが、音質劣化がなく曲情報を埋め込みやすいなど長所が多く、ハイレゾ音楽配信の主流になっている。WAVとAIFFは圧縮を行わないのでオリジナルに一番近いが、ファイルのサイズは大きく、ダウンロードに時間がかかる。WAVは曲情報の埋め込みや読み出しの制約が多く、使い勝手はロスレス方式に軍配が上がる。CDスペックを基準にハイレゾは定められる デジタル録音は音色や音の大小を数値化して記録する技術で、ハイレゾ音源の音質を大まかに判断するためには「サンプリング周波数」と「量子化ビット数」の2つをチェックすればよい。サンプリング周波数が高いほど周波数分布はきめ細かくなり、音域が広くなる。一方、音の強弱は量子化ビット数が大きいほど微細な変化を忠実に再現することができる。 人間の耳の特性を考えればCDスペックでも十分と考えられてきた。しかし、演奏家や熱心な音楽ファンをはじめとする鋭敏な耳の持ち主はCDのサウンドに物足りなさを感じ、96kHz/24bitなどのハイレゾ音源の方が原音に近いと指摘する声が強い。 CDとハイレゾ音源の違いは様々な部分に現れる。ハイレゾ音源は超高域まで歪みが少なく倍音領域まで正確に再現できるため音色が柔らかくなり、音の立ち上がりが速いので各楽器の音の違いを正確に描きわけることができる。余韻の描写もCDより緻密で繊細だ。配信サイトで販売されるハイレゾ音源のファイル形式は?Q2ハイレゾオーディオに必要とされるスペックは?Q3音質やサイズも異なる様々な形式が混在。FLAC、WAV、DSDに注目しよう。Aサンプリング周波数、量子化ビット数と呼ばれる2つの項目をチェックすればOK。Aいまハイレゾを扱う配信サイトで主流になっている可逆圧縮ファイル「FLAC」。Free Lossless Audio Codecの略で、フリーで提供されているため、採用機器も増加中だ。DSDについては後述するが、スーパーオーディオCD(SACD)に採用された形式で、圧倒的な情報量をもつハイレゾデータだ。一部サイトで、こうした音源の販売もスタートしている。サンプリング周波数とは、記録の頻度を表すもので、96kHzなら1秒を96,000分割して記録していることになる。一方、量子化ビット数は、音の大小をどれくらいの細かさで記録するかの数値で、数字が大きいほど細かく記録できる。また、先日JEITAが定めたハイレゾオーディオの定義では、ハイレゾを呼称するには、サンプリング周波数か量子化ビット数のいずれかがDAT/DVDスペックより下回らず、上回っている必要がある。写真はe-onkyo musicでのハイレゾ楽曲の購入画面。WAV、FLACに加えて、DSD形式まで販売されている。お手持ちの再生環境にあわせて選んでほしい。サンプリング周波数量子化ビット数ハイレゾか否か44.1kHz16bit非該当(CDスペック)48kHz16bit非該当(DAT/DVDスペック)96kHz12bit非該当32kHz24bit非該当48kHz24bitハイレゾオーディオ96kHz16bitハイレゾオーディオ96kHz24bitハイレゾオーディオDAT/DVDスペック以上がハイレゾの基準